地理科学学会
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会     告
地理科学学会会長 友澤和夫 
2022年度地理科学学会シンポジウムのお知らせ(第二報)
 地理科学学会では,下記の通り2022年度秋季学術大会(第39回シンポジウム)を開催いたしますので,多数ご参加下さいますようご案内申し上げます。本シンポジウムは,会場のみの開催とし,オンラインとの併用は行いません。ただし,コロナウィルス感染拡大などの状況によっては,会場での開催を取りやめ,オンライン(zoom)による開催に変更します。その場合には,参加費は徴収しません。参加は事前申し込みが必要です。
 申し込みはGoogle form (https://forms.gle/RbZDYRupQYKWdgXa9)からお願いします。

主 催:地理科学学会

後 援:スポーツアクティベーションひろしま(SAH)

テーマ:国際スポーツイベントのレガシー-時間・空間・領域-

日 時:2022年11月6日(日) 12:30〜16:00

会 場:サテライトキャンパスひろしま 大講義室
(広島市中区大手町1-5-3 TEL 082-258-3131)
【注意】広島大学東広島キャンパスではありません。

参加費:500円(学生は無料)
シンポジウムの要旨はこちらから

オーガナイザー:和田 崇(県立広島大)・呉羽正昭(筑波大)

趣 旨:2021年に開催された東京オリンピック・パラリンピックは,開催の是非や効果をめぐってさまざまな議論が展開された。選手やボランティアの活躍が賞賛される一方,人権意識や多様性,格差などをめぐる日本社会の抱える課題が浮き彫りとなったり,巨額の公費を投入することへの疑問が呈されたりした。
 国際スポーツイベントを取り上げた地理学的研究は,欧米を中心に主に2000年代以降に行われるようになり,開催都市に与える影響を中心に数多くの報告がなされてきた。しかし,その多くは首都等大都市で開催されたメガイベントを対象としており,またイベント開催後数年間の短期的な影響を分析したものが多い。さらに,日本の地理学界におけるスポーツイベント研究は端緒についたばかりで,日本開催の国際スポーツイベントを取り上げた研究は限られているのが現状である。
 そこで本シンポジウムでは,日本の地方都市で開催された4つの国際スポーツイベントをとりあげ,時間(短期-長期)と空間(ローカル-グローバル),領域(一元-多元)の観点から,競技文化と都市政策,市民活動等を中心に,それらが開催地にもたらした影響を評価し,今後のイベント招致・開催のあり方を展望する。

プログラム:
12:30 開会・趣旨説明
和田 崇(県立広島大)
12:40 基調報告
和久貴洋(日本スポーツ振興センター):東京2020後のスポーツ政策
13:20 休憩
13:30 研究報告1
渡邊瑛季(宇都宮共和大):北海道帯広市におけるスピードスケート文化と国際大会開催のレガシー
13:50 研究報告2
呉羽正昭(筑波大):1998年長野オリンピック開催地のレガシー-スキーリゾートの例を中心に-
14:10 研究報告3
小島大輔(大阪成蹊大):福岡市の都市政策からみた1995年ユニバーシアード大会のレガシー
14:30 研究報告4
和田 崇(県立広島大):非日常から日常へ-広島アジア競技大会1994のソフトレガシー-
14:50 休憩
15:00総合討論
16:00 閉会

注意事項
・参加申込の締め切りは,11月3日(木)を予定しています。
・Google formは一人一通での申し込みをお願いします。
・会場では,感染リスクを軽減させるため,会場定員の半分(100名)を定員とします。
・参加者は必ずマスクを着用してください。また,受付時の検温ならびに手指消毒にご協力ください。
・新型コロナウイルスに感染した方,新型コロナウイルスに感染した疑いのある方,当日朝の検温で37.5℃以上の方,体調のすぐれない方は,参加をご遠慮ください。
・会員控え室は用意しません。
・今大会では巡検ならびに一般研究発表は実施いたしません。

※本シンポジウムの開催にあたり,科学研究費(基盤研究B,課題番号19H04382,研究課題名:スポーツイベントのレガシー効果に関する観光地理学的研究)の一部を使用します。

お問い合わせ先
地理科学学会 集会専門委員会
〒739-8522 東広島市鏡山1-2-3 
広島大学大学院文学研究科地理学教室内
TEL:082-424-6656 FAX:082-424-0320
地理科学学会ウェブサイト
http://www.chiri-kagaku.jp/
 
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