2009年度地理科学学会秋季学術大会のお知らせ（第二報）
| 地理科学学会では，下記の通り2009年度秋季学術大会（第26回シンポジウム）を開催いたしますので，多数ご参加下さいますようご案内申し上げます。なお，今大会では巡検並びに一般研究発表は実施いたしませんので，あらかじめご了承下さい。 記 第26回シンポジウム テーマ：多様な「ヒト-生きもの」関係と地域 日 時：2009年11月28日（土） 10：30-17：30 会 場：広島大学文学研究科（東広島キャンパス）大講義室リテラ（B204） 参加費：500円。ただし，大学院学生，学部学生は無料 オーガナイザー：淺野敏久（広島大学）・木本浩一（広島女学院大学） 共 催：ヒトと動物の関係学会 趣 旨： 地球サミットにおける生物多様性条約の署名開始以来，国内法制度の整備も進み，生物多様性への関心は，かつてと比べればかなり高まってきた。生物多様性は，単に自然の保護にとどまるものではなく，生物と我々の暮らしとの多様な関係，文化の多様性をも含めた幅広い概念で捉えることができ，また，そうあるべきである。こうした中，理系分野にとどまらず，文系を含めた研究が広がりを見せ，徐々に学際的な連携も進みつつある。地理学において，生きものを対象とする研究はまだ多くないが，最近，ヒトと生きもの・自然との関わりに関心を寄せた研究者が研究交流の場をもつようになり，地理学のテーマとしてのヒトと生きものの関係が注目されつつある。今回は，地理科学学会のシンポジウムとして，これを地理学的な課題として，いかに研究を深め，議論していくことができるのか，異なるアプローチをとっている何人かの研究者に話題提供してもらいつつ検討してみたい。 プログラム １．趣旨説明 10:30?10:40 淺野敏久（広島大学） サブテーマ1：生きもののいるコミュニティ（生きものを介して見た人間社会） 10:40?11:05 石川菜央（広島大学）：牛が育む人の縁-闘牛を介した社会関係- 11:05?11:30 菊地直樹（兵庫県立大学）：包括的再生としてのコウノトリの野生復帰 11:30?12:00 質疑応答とサブテーマ1の討論 【昼食】 12:00?13:00 サブテーマ２：生きものとの共存（共存を模索する現場での課題と科学） 13:25?13:50 高橋春成（奈良大学）：イノシシ問題と産官学・地域社会の取り組み 【休憩】 14:45?15:00 サブテーマ３：生きものをめぐる政治（生きものを見る政治的まなざし） ３．総合討論 16:45?17:30 懇親会：18:00?20:00 会場：広島大学生協北1レストラン 会費：3500円（当日受付）
2009年度地理科学学会秋季学術大会案内図 会場への交通機関： |
