地理科学学会では,下記の通り2017年度秋季学術大会(第34回シンポジウム)を開催いたしますので,多数ご参加下さいますようご案内申し上げます。なお,今大会では一般研究発表は実施いたしませんので,あらかじめご了承下さい。
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記
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テーマ:現代インドの空間構造
共 催:広島大学現代インド研究センター,広島大学総合博物館
日 時:2017年11月12日(日)10:00〜16:45
会 場:広島大学大学院文学研究科(東広島市鏡山1-2-3)
参加費:500円(大学院生、学部生は無料)
オーガナイザー:岡橋秀典・友澤和夫・由井義通(広島大)
趣 旨:
新興大国インドでは、経済の高度成長にともない、大都市圏の急速な発展、産業地域の出現、都市と農村の結合強化、地域格差の拡大といった空間にかかわる構造的な変動が生じている。広島大学では、現代インド研究センターを中心に、こうした同国の変貌を明らかにすべく地域研究を継続的に実施してきた。本シンポジウムは、この現代インド研究の成果を確認するとともに、様々な立場にある研究者との議論を通じて、研究をさらなる発展へと導くために企画するものである。
本シンポジウムでは、現代インドを空間的に俯瞰することから始める。具体的にはGIS分析によりインドの主要事象の空間的動向を確認する。その後、農業や製造業、ICT産業を事例に、それぞれの産業空間の特性と動向を探る。そして、近年最も大規模な地域変動が生じた郊外空間に目を向け、そこで進展する開発の動向を捉えた上で、アーバン・ビレッジ化する農村の実情を描き出す。同時に、大都市から遠く離れたヒマラヤ山岳地域の動向を捉え両者を対比的にみる。最後にインドの経済空間と産業空間の係わりを、労働市場を介して論じる。 |
プログラム
Ⅰ. 趣旨説明 10:00〜10:10 友澤和夫(広島大)
Ⅱ. 報告
10:10〜10:35 鍬塚賢太郎(龍谷大学):インドの空間構造に関するデータ分析
10:35〜11:00 後藤拓也(高知大学):ブロイラー養鶏産業の立地シフトと新興産地形成
11:00〜11:25 宇根義己(金沢大学):繊維・アパレル産業の空間構造とネットワーク
11:25〜11:50 石上悦朗(福岡大学):ICTサービス産業のダイナミズムとグローバル化
【昼食】11:50〜13:00
13:00〜13:25 由井義通(広島大学):郊外開発と住宅供給
13:25〜13:50 森日出樹(松山東雲女子大学):アーバン・ビレッジ化する郊外農村
13:50〜14:15 岡橋秀典(広島大学):ヒマラヤ山岳地域の構造変化と低開発問題
14:15〜14:40 友澤和夫(広島大学):インドの経済空間・産業空間・労働市場—自動車産業の分析を通して
【休憩】14:40〜15:00
Ⅲ. コメント
15:00〜15:15 松原 宏(東京大学)
15:15〜15:30 内川秀二(専修大学)
Ⅳ. 総合討論 15:30〜16:45
【懇親会】17:45~19:45
会場:広島大学生協北2食堂
会費:一般3,500円、学生・院生2,000円
(大会当日受け付けます)
※会場
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お問い合わせ先
地理科学学会 集会専門委員会
〒739-8522 東広島市鏡山1-2-3
広島大学大学院文学研究科地理学教室内
TEL:082-424-6656 FAX:082-424-0320
地理科学学会ホームページ
http://www.chiri-kagaku.jp/
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